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2010. 02. 06  
昨年知った言葉で、大好きな言葉があります。



「人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。

しかも一瞬早すぎず、一瞬遅過ぎないときに。」




森信三先生の言葉です。

ここ最近頭の中でリフレインしております。

それは今日、この話を知る予兆だったのかなぁなんて

今になって思います。



「縁を生かす」というお話です。

施術の合間だというのに、

涙が出て、心が震えました。

続けて3回読みました。

そのたびに…。



有名なお話のようで、

ご存知の方も多いと思いますが、

全文を掲載します。





「縁を生かす」



その先生が5年生の担任になった時、

一人、服装が汚くだらしなく、どうしても好きになれない少年がいた。

中間記録に先生は少年の悪いところばかりを記入するようになっていた。



 
ある時、少年の1年生からの記録が目に止まった。

「朗らかで、友達が好きで、人にも親切。勉強もよくでき、将来が楽しみ」とある。

間違いだ。他の子の記録に違いない。先生はそう思った。

2年生になると、「母親が病気で世話をしなければならず、

時々遅刻する」と書かれていた。

3年生では「母親の病気が悪くなり、疲れていて、教室で居眠りする」。

後半の記録には「母親が死亡。希望を失い、悲しんでいる」とあり、

4年生になると「父は生きる意欲を失い、

アルコール依存症となり、子どもに暴力をふるう」。



先生の胸に激しい痛みが走った。

ダメと決めつけていた子が突然、

深い悲しみを生き抜いている生身の人間として自分の前に立ち現れてきたのだ。

先生にとって目を開かれた瞬間であった。



放課後、先生は少年に声をかけた。

「先生は夕方まで教室で仕事をするから、あなたも勉強していかない?

分からないところは教えてあげるから」。

少年は初めて笑顔を見せた。



それから毎日、少年は教室の自分の机で予習復習を熱心に続けた。

授業で少年が初めて手をあげた時、先生に大きな喜びが沸き起こった。

少年は自信を持ち始めていた。


 
クリスマスの午後だった。

少年が小さな包みを先生の胸に押しつけてきた。

後で開けてみると、香水の瓶だった。



亡くなったお母さんが使っていたものに間違いない。

先生はその1滴をつけ、夕暮れに少年の家を訪ねた。

雑然とした部屋で独り本を読んでいた少年は、

気がつくと飛んできて、先生の胸に顔を埋めて叫んだ。

「ああ、お母さんの匂い!今日はすてきなクリスマスだ」



6年生では先生は少年の担任ではなくなった。

卒業の時、先生に少年から一枚のカードが届いた。

「先生は僕のお母さんのようです。

そして、いままで出会った中で一番すばらしい先生でした」。
 


それから6年。またカードが届いた。

「明日は高校の卒業式です。

僕は五年生で先生に担当してもらって、とても幸せでした。

おかげで奨学金をもらって医学部に進学することができます」。



10年を経て、またカードがきた。

そこには先生と出会えたことへの感謝と

父親に叩かれた体験があるから患者の痛みが分かる医者になれると記され、

こう締めくくられていた。



「僕はよく5年生の時の先生を思い出します。

あのままだめになってしまう僕を救ってくださった先生を、神様のように感じます。

大人になり、医者になった僕にとって最高の先生は、

五年生の時に担任してくださった先生です」。
 


そして1年。届いたカードは結婚式の招待状だった。

「母の席に座ってください」

と一行、書き添えられていた。



本誌連載にご登場の鈴木秀子先生に教わった話である。
 
たった1年間の担任の先生との縁。

その縁に少年は無限の光を見出し、

それを拠り所として、それからの人生を生きた。

ここにこの少年の素晴らしさがある。



人は誰でも無数の縁の中に生きている。

無数の縁に育まれ、人はその人生を開花させていく。

大事なのは、与えられた縁をどう生かすかである。 



月刊「致知」2005.12







少年は見事に縁を生かしました。

そして、同様に先生も縁を生かしたのだと思います。

1年生からの記録に目が止まったこと。

少年の心の変化をしっかりと受け止めたこと。

忙しく、見過ごしてしまうかもしれないことに

よく気づいたと思います。



無数の縁をどう生かすか?

何度も読み返したいお話です。



★最後までお読みくださりありがとうございました。
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Comment
少しでも前向きに
高みにむかう姿はどんな方でも素敵です。
生きる力を分けて頂けます。
縁はそのときに出会った人をこよなく大切にしろと私には聞こえました。
☆☆☆
No title
心にしみるお話ですね。うるうるしてしまいました。
久しぶりにこちらにお邪魔して、この記事を読ませていただいたのも、また縁なのでしょう。縁、大事にしたいです。
Re: 少しでも前向きに
yasuyukiさん

そのとき出会った方をこよなく大切にする。
とっても大事なことですね。

“縁”は、どこにでも、誰にでもあるものなのかもしれませんね。
それを「こよなく大切にする」ことが大切なんですね。


> 高みにむかう姿はどんな方でも素敵です。
> 生きる力を分けて頂けます。
> 縁はそのときに出会った人をこよなく大切にしろと私には聞こえました。
> ☆☆☆
kieloさん
心にグッときますね。
子供たちにも読ませたいと思いました。

kieloさんとは移転前からですから、もう数年になりますね。
大事なご縁をいただき、感謝しています。


> 心にしみるお話ですね。うるうるしてしまいました。
> 久しぶりにこちらにお邪魔して、この記事を読ませていただいたのも、また縁なのでしょう。縁、大事にしたいです。
No title
久しぶりのブログ訪問しました。
心にじーんと来ました。
「縁」を大切にしたいですね。
温かい気持ちにさせてくれてありがとうございます^^
mafilleさん
こんにちは。
コメントありがとうございます。

縁によって、その後が変わることってありますよね。
それは全て結果論だと思っていましたが、
原因と考えるとまた違った見方ができて面白いなーと思いました。

またよろしくお願いします。


> 久しぶりのブログ訪問しました。
> 心にじーんと来ました。
> 「縁」を大切にしたいですね。
> 温かい気持ちにさせてくれてありがとうございます^^
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Author:パス
★埼玉県東松山市で手技療法をしています。臨床経験は17年ほど。気づいたことや日々の想いなどを綴っています。

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